1年を通して飲食チェーン店舗の活動を紹介します。
閑散期と繁忙期
閑散期は2月、6月、11月と言われていて、お客様の来店が少ない時期と言われています。
繁忙期は、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆が代表的な時期です。
閑散期の活動
店舗では繁忙期に向けて、人員の確保、教育、清掃を行い、お客様を取り込む準備行います。
この時期に手を抜いてしまうと、繁忙期に大変なことになってしまい、ファンを作るどころか、アンチを作って二度と来店してもらえない店舗になってしまいます。
限られた経費の中で、どのように教育を進めて行けばいいの?と思うかもしれませんが、2月,6月,11月は清掃とリーダー教育をメインにして、QSCの状態を維持します。
閑散期は、店舗のメンテナンスや、社員の仕事をパート・アルバイトに教育するのに、時間も十分取れるからです。
新人よりも、これから自分の右腕になってくれそうな人を育てる時間に充てる事が重要になります。社員一人では目が届かない所を、2人、3人と見れるようにしておけば、見落としも無くなり、連携も取れようになり、なにより店舗全体で同じ方向に進むことが出来るようになります。
しっかりと教育しないと、なあなあになって、社員が居ない時は無秩序状態になるので気を付けてください。
いくら右腕になってくれるといっても、やはりパート・アルバイトなので、責任までは押し付ける事はできないので、失敗した時はフォローをして、お互いの信頼関係を深めるようにすれば、さらに頑張ってくれる方向に向かわせる事ができます。
周りの従業員から勘違いされないように、全員に教育を行うようにしないと、右腕となる人が異性だと特に「社員のお気に入りだから」などと変な噂が立つので、気を付けて下さい。
繁忙期前から繁忙期
繁忙期前は教育に力を入れるようにしています。人員の採用は、応募がないと出来ないので、随時になります。閑散期を外せば、ある程度の新人教育にお金をかけることも出来るし、お客様の来店もそこそこあるので、教育には適しているのではないかと思います。
社員の休暇はとれないのでは?と思いますが、しっかりと教育をして任せられる状態にすれば、繁忙期でも3連休とか取れます。
1週間位の休暇となると、少し時期をずらさないといけない場合もありますが、取れない事はないです。一番取ってはいけないのは、閑散期に休暇を取ることだと思います。
そして、繁忙期がやってきて、今までの教育の成果を発揮するときです。
問題点が無ければ、店舗のレベルは相当あると判断出来ます。また、問題点があれば、次の繁忙期までに修正をしておけばいいだけの事です。
我々社員は、会社の要求をどうやってパート・アルバイトに実践してもらえるかを常に考えなければいけないのですが、人によって個人差があるので、根気よくやるしかないです。
今のご時世、少しきつく指導するだけでハラスメントになり、逆にこちらが悪者になり、最悪仕事を首になりかねないところもあります。ですが、甘やかしては店が成り立たない事は明らか…感情的にならずに、同じ事でも何度も言い続けていくしかありません。
まとめ
人に心があるからこそ、教育が大事であり、多くの人が来店される繁忙期に向けて準備をしなくてはなりません。
人がいるからこそ、お客様と従業員の間に関係性が出てきて、従業員は、日々、お客様の事を考えるように教育を受けています。
人により時間がかかる時もありますが、出来るまで、何度も同じことを繰り返しています。そして、人と人との間には心があるからこそ「おもてなし」の心として芽生えて、お客さまには自然と伝わり、同時に満足としてお客様は受け取ってくれると信じています。
まだまだAIには負ける事はできない職業だと思うので、興味があれば短期間でも働く価値があると思います。