飲食チェーン店パート・アルバイトの募集賃金はなぜ低いのか

飲食チェーンの求人を見ていると、募集時給は低く設定されており、同じ地域の他社と比べても±50円∼100円位の差があるだけであまり変わらない事がほとんどです。

飲食店のジャンルは和洋中と様々で、料理の値段も違いがあるのに何故時給はそこまで変わらないのか?

飲食チェーン店の時給

飲食店の時給は地方や都市部によって違いはありますが、同じエリア内で見るとずば抜けて差があるわけではありません。

ファストフードからフルサービスの店舗と色々あり、仕事内容は様々です。

店舗によって人員が足りていない所は、近隣の店舗より数十円募集時給が高く設定されていますが、目を見張るほど他店との差はないですね。

以下に、フードコートと駅前の店舗の時給比較を出してみました

とあるフードコート内飲食チェーン店の時給比較まとめ

  • A店 うどん店 時給1350円~
  • B店 スパゲッティー店 時給1300円~
  • C店 ラーメン店 時給1200円~
  • D店 ハンバーガー店 時給1300円~

とある駅前飲食チェーン店時給まとめ

  • A店 カフェ店 時給1300円~
  • B店 ラーメン店 時給1300~
  • C店 しゃぶしゃぶ店 時給1200円~
  • D店 牛丼店 時給1300円~

スタート時給はそこまで差はないのか

企業によって採用基準に違いはありますが、スタート時給はそこまで違いはありません。

スタート時給が高い店舗は、入社してから時給が上がりにくい傾向があり、低い店舗上がりやすい傾向が多少あります。

チェーン店は薄利多売での商品価格設定になっており、暇な時間帯はワンオペをしなくてはならず、一人にかかる負担を大きくして売り上げを上げるのも特徴です。

店舗側からの視点だと、見ず知らずの人が応募をしてきて面接で少し話しただけでは、今すぐ活躍してくれると期待はしますが実際に働いてもらって様子を見てからでないと判断は出来ないところもあります。

このようなことから、採用して3か月位は仕事に対する様子見期間にあてて、それ以降に時給を少しづつ上げていくのが普通です。

正社員の採用であれば何度も面接を行って、人事部、人事部長、役員と何人もの人と話をしてから問題がなければ採用に至ります。会社も社員の採用(1人当たり100万かかると聞きます)にお金を掛けてすぐに辞められては、元も子もないからです。

社員の採用は何度も面接をしてから入社が決定されるんですね!

まとめ

飲食チェーン店のアルバイト・パートの募集時時給が低く設定されるのは、面接だけでは応募者の人間性やシフトへの貢献がすぐにはわからない所もあります。

このようなことから、店舗側も周りの店舗と比較して、同じような金額設定にして募集を掛けています。

また、応募者も採用されて店舗で働いてみたものの、自分がイメージしていたものとは違っていたと感じたら辞めてしまう事もあります。

じっくりと自分に合っている仕事かを考えて応募して、実際に店舗で働いてみて問題がない事が実感出来たなら、店舗に貢献できるように多くの仕事を覚えて、働きが認められれば時給も上がっていくと思うので頑張っていきましょう!

自分に合った仕事なら、後は頑張るのみですね